タイのバンコクに来ています。こちらは1年で一番暑い時期ということで、気温40度も珍しくないと脅かされましたが、来てみれば日本の夏と大して変わらず、大阪の方が暑いんとチャウか?などと考えています。さて、早朝に到着して、午後からの予定までに時間があったので、世界第2位の規模だというヘビの研究施設、通称”SNAKE FARM”に行ってきました。正式な名称は、”Queen Saovabha Memorial Institute(QSMI)”です。
QSMIの敷地内には病院も併設されており、antivenoms(解毒剤)の生産・確保、咬まれた時の為に蛇毒の知識の普及、 蛇に関する研究の3つを目的としています。タイには180種類のヘビが生息しており、その56種が蛇毒を持っているそうです。
タクシーからみた景色(上)。渋滞が激しく、ジャカルタと同様、バイクが多いです。タクシーのように客を乗せるバイクもあります。SNAKE FARM入り口の看板(下)。
この施設は赤十字やWHOの協力で1923年にできたそうです(上)。建物の横に救急車が停まっていました(下)。旅行者への予防注射などもやっているようです。
キングコブラ(上)、ニシキヘビ(下)。どちらもこの国に生息しています。残念ながら、ニシキヘビを首に巻いてくれるショーは午後からでした。
館内には標本(上)や孵化装置があって、子ヘビが殻から覗いていました(下)。
蛇毒のメカニズム(上)や咬まれた時の局所症状(下)も詳しく説明されています。また、毒ヘビに咬まれた時にどのように対処するのがベストかがビデオで常時放映されています。きつく縛ったり、吸い出したりすのはダメだそうです。
ワイは、タイの伝統的挨拶です。合掌してお辞儀をしますが、掌を完全に合わせるのではなく、中を少し膨らませる。これは、蓮花の蕾を模してからだそうです。こちらではマクドナルドもワイをしています。
コメント
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突然すみません。
帰国されてから、いつでもいいので、教えていただけたら幸いです。
がんの分子標的薬についてです。
副作用に、従来の抗がん剤と同じく、脱毛や骨髄抑制があるものがあるそうですが、がんの標的物質を攻撃しているのに、なぜそういう副作用が起こるのですか?
どうぞよろしくお願いいたします。
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>やすさん
質問ありがとうございます。分子標的薬の標的の多くは細胞増殖に必要な分子です。その機能が過剰になった場合に増殖が制御できなくなってがん細胞になると考えられています。ですので、標的分子が毛根の細胞や骨髄の細胞で増殖に重要な場合は、このような分子の機能を薬物で抑制すると脱毛や骨髄抑制がおこると思われます。これは一般論で、まったく、脱毛や骨髄抑制のおこらない薬物もあると思います。
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>takさん
ご説明、どうもありがとうございました。
旅行中にすみませんでした。
ヘビガーデンの記事や写真、楽しませていただきました。