近年、周知されだしているダニ咬傷後に気を付けるべきアレルギーは?

近年、周知されだしているダニ咬傷後に気を付けるべきアレルギーは?
以下は、記事の抜粋です。


●α-Gal症候群とも呼ばれ、最初の報告は2000年代前半のようである。
●α-Galは霊長類以外の哺乳動物の組織内に存在しており、マダニを媒介してヒトの皮下に入ることでIgEが誘導されると考えられている。
●感作すると、赤身肉の喫食によりアレルギー反応を起こしてしまう。
●とくに牛肉喫食後に多いが、豚や羊、ウサギ、鹿などのほかの赤身肉でも起こりうる。
●マダニ刺傷歴はわからないことが多い。摂取後3~6時間で起こることが知られており、病歴から疑うことが重要である。
●また、赤身肉だけと思って油断しない方が無難な可能性がある。α-Galアレルギーの患者が交差反応により子持ちカレイの煮付けにも感作した症例があるようである。


8月にも記事を書きましたが、重要そうなのでもう一度メモしておきます。赤身の肉が好きなので、絶対に罹りたくないアレルギーです。かまれたら以下のようにしましょう(サイトをみる)。



手でちぎって取るのはやめましょう
マダニがくっついているに気がつくと、患者さんはびっくりして自分でちぎってしまうことがあります。自分の体に何かくっついている、一刻もはやく取り除きたいですよね。

でも、マダニを自分の手でちぎってとるのはやめましょう。その理由は3つあります。

●手でマダニを掴んだときに、マダニの体内にある病原体が体内に注入されるから。
●皮膚に固着したマダニを無理に引っ張ると、皮膚内に口器がちぎれて残ることがあるから。口器が皮膚の中に残ると、チクチクした違和感がいつまでも取れない、あるいは硬いしこりを生じる場合も。
●手でマダニを掴んだときに、マダニの体内にあるα-Gal(肉アレルギーの原因となる物質)が注入され、肉アレルギーを発症するリスクあがるから。
●マダニがくっついていると気づいても慌てず、先ほどご紹介したTick twisterのような器具を使ってマダニを取る、あるいはお近くの皮膚科を受診しましょう。


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