高齢者「中止考慮すべき薬」50種…老年医学会
以下は、記事の抜粋です。
日本老年医学会などは、副作用が大きいために高齢者への使用の中止を医師が考慮すべき薬を約50種類挙げた一覧を作成した。
改定予定の「高齢者の安全な薬物療法指針」の中に盛り込む。同学会のホームページに指針案を掲載し、広く意見を募ったうえで、正式決定する。
さまざまな病気を抱える高齢者は多くの薬剤を漫然と長期間処方されがちだが、特に体力が低下した高齢者には有害な副作用が出やすい薬剤もある。
同学会が2005年に策定した指針では、効果より副作用の害が大きい薬について「慎重投与」としていたが、今回の改定で「使用中止を考慮すべき」と記述し、医師などに強く注意を促した。新しい薬も検討のうえ、一覧に加えた。
一覧に挙げた副作用として、作用時間の長い睡眠薬は、認知機能の低下やふらつき、転倒を招く危険がある。抗精神病薬は認知症患者の徘徊(はいかい)や暴力を抑えるために投与すると、脳血管障害と死亡率を上昇させる。
元の「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015(案)」はこちらです。
興味深いのは、上の表に出てきた甘草以外にも痲黄や大黄を含む多くの漢方薬が中止を考慮すべき薬物としてあげられていることです。効果がある薬物には必ず副作用があります。
コメント
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何時も参考になります。
どれも医師が処方する薬ですね。
認知症に抗精神薬は…。は有名ですが、脳や精神科でない医師は簡単に処方される傾向にあると思います。
私は高齢者では無いですが脳の病気です。
抗精神薬特に眠剤は使いません。
もしも使うとしても毎日はダメだよ!
と医師に言われます。
微量から始めれば良いのにいきなりMAXの量を使う医師もいます。(私の掛かり付け以外の病院)
ナンダかなぁ?と思います。
長期に使えば体内に蓄積してしまいますし、耐性が出来てしまう薬もあります。耐性が出来ないように薬を定期的変える医師も昔は居ました。
特に老人は薬を体内から抜く時間が長いです。
ハッキリ言います。
薬の調整が下手な医師が増えたからだと思います。
同じ薬の種類や量で長期に処方される傾向があります。
更に副作用を抑える為に薬は増えるばかり。
本来治療している薬を変えればいいじゃんと私は思う時があります。