遺伝子組み換えアトランティック・サーモン、”AquAdvantage Salmon”はいかが?

遺伝子組み換えサケは安全 FDAが評価結果
以下は記事の抜粋です。


米国のバイオベンチャー企業が開発した遺伝子組み換え技術により通常の2倍の速さで成長するサケについて、米食品医薬品局(FDA)は9月3日、食べても安全性に問題はないとする評価結果をまとめた。

FDAは近く、専門家や関係者が集まる公聴会を開き、承認の是非を検討する。世界では、さまざまな遺伝子組み換え作物が栽培されているが、食用の動物の承認例はないという。

サケは米マサチューセッツ州のアクアバウンティ・テクノロジー社が開発し、FDAに承認申請している。外見は通常の大西洋サケとほぼ同じだが、成長が速く、少ない量の餌で効率よく育てることができるのが特徴。

FDAの分析では、ビタミンやミネラル、脂肪酸などの成分は通常の大西洋サケと変わらず問題はない。基本的に不妊になるため、いけすから逃げて自然環境の中で繁殖し、在来種を駆逐する可能性も極めて小さいという。

FDAの動きに対し、食品安全の専門家や環境保護団体は「長期的に食べた場合の安全性が分からない」などとして、承認反対に向けた活動を予定しているという。


アクアバウンティ・テクノロジー社(AquaBounty Technologies, Inc.)のPress Roomを覗いてみました。動画もあります(サウンドなし)。

この遺伝子組換えサケは、”AquAdvantage Salmon”とよばれているそうです。アトランティック・サーモン(Atlantic salmon)の染色体にキング・サーモン(Chinook salmon)の成長ホルモン遺伝子を挿入したトランスジェニック動物です。キング・サーモンの成長ホルモン遺伝子は、アトランティック・サーモンのものとまったく同じアミノ酸配列のホルモンをコードしますが、制御のされ方が違うそうです。

動画によると、もう1種別の魚の遺伝子が導入されているようですが、その説明はみつけられませんでした。環境への拡散については、AquAdvantage Salmonがすべてメスであることと閉鎖系で飼育されることから、その心配はないと説明されています。もしも認可されると、初めての食用の遺伝子組換え動物になります。

近い将来、乱獲で枯渇しかけている野生の魚をとるか?遺伝子組換え魚をとるか?という選択を迫られるのでしょうか?

遺伝子組換えサケ(後)と普通のサケ(前)(dailymailより)

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