北極海に400歳のサメ生息 脊椎動物で最長寿
以下は、記事の抜粋です。
グリーンランド近海の北極海などにすむニシオンデンザメは、最高で400年ほど生き、脊椎動物では最も長寿であることが分かったと、コペンハーゲン大などのチームが8月12日付のサイエンス誌に発表した。
成体になるまでに150年ほどかかり、寿命は最低で272年と判明。脊椎動物の中では150~200年は生きるとされるホッキョククジラより長寿命で、これより長生きの動物は500年生きる二枚貝の一種ぐらいだという。
ニシオンデンザメは北大西洋から北極海などの深さ100~1200メートルに生息し、成体になると体長4~5メートル。
元論文のタイトルは、”Eye lens radiocarbon reveals centuries of longevity in the Greenland shark (Somniosus microcephalus)”です(論文をみる)。
測定原理を完全に理解しているわけではないですが、水晶体の放射性炭素を分析することで年齢を推定しているようです。400年前といえば、ちょうど真田幸村が活躍したころです。150歳でようやく生殖年齢というのも、気が遠くなりそうです。
「500年生きる2枚貝」というのが気になったので、調べてみました。アイスランドガイ (Arctica islandica) という北大西洋沿岸地域では一般的な食用二枚貝だそうで、普通にクラムチャウダーとかに入っているそうです。ハマグリによく似ています。ハマグリも長生きなのかな?
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