88%の医者が「自分に蘇生措置はしない」を選択、ただし患者には積極的な延命治療を追求する傾向がある

88%の医者が「自分に蘇生措置はしない」を選択、ただし患者には積極的な延命治療を追求する傾向がある
以下は、記事の抜粋です。


スタンフォード大学の研究によると、
「2013年に医師1081人を対象に行われた終末期の事前指示に関する調査によると、88.3%の医師が自身に対して『蘇生処置なし』または『コードなし』の指示を選ぶと回答」
「一方で、同じ状況の患者に対しては、積極的な延命治療を追求する傾向がある」

自分自身と患者への対応には、大きな開きがあったとのことです。


元記事のタイトルは、”Most physicians would forgo aggressive treatment for themselves at the end of life, study finds(ほとんどの医師が終末期における自身に対する積極的な治療を見送るとの調査結果)”です(記事をみる)。

副題の和訳は、「ほとんどの医師は、自分が末期的な病気になった場合、『ノーコード』の状態を選ぶだろうが、同じような予後に直面している患者に対しては、積極的な治療を追求する傾向がある。」です。 “No Code”とは“Do-Not-Resuscitate”と同じ「蘇生禁止」です。

元記事の中に、このような乖離を生む原因について「問題の核心は、医師が患者と話すことではなく、行動を起こすことに対して報酬を与える医学システムにある。」と書かれています。その通りだと思います。日本で調べてもおそらく同じような乖離した結果になるでしょう。

ある調査によると、事前指示に対する医師の態度は、患者が終末期医療の決定をより自由にコントロールできるようにする1990年の法律の可決以来、あまり変わっていないことが示されている。

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