ワクチン接種後に症状171人
以下は、記事の抜粋です。
子宮頸がんワクチンを接種したあと、頭痛や体の震えを訴えて学校を30日以上欠席するなどした生徒が昨年度、171人いたことが文部科学省の調査で分かりました。
子宮頸がんワクチンは、ことし4月に法律に基づく定期接種に追加され、小学6年生から高校1年生までの女子を対象にほとんどの自治体で無料で接種が行われていましたが接種のあと体中の痛みを訴えるケースが相次いでいると報告されました。
これを受けて文部科学省が各地の教育委員会を通じて調べたところ、昨年度、ワクチンを接種した後に頭痛や体の震えなどを訴えて学校生活に影響が出た中学生と高校生が171人いたことが分かりました。
▽学校を30日以上欠席した生徒が51人、▽体育や部活動を30日以上休んだ生徒は21人いたほか、▽99人は送迎が必要になったり保健室で過ごすようになったりしたということです。
文部科学省は「ワクチンの副作用かどうかは分からないが教員が症状への理解を深め生徒の介助などを行う必要がある」として全国の学校に適切に対応するよう通知しました。子宮頸がんワクチンを巡っては厚生労働省が研究班を設置して接種と体の痛みとの因果関係などについて詳しい調査を進めています。
何人調べた中の171人なのかが書いていないのはあまりに非科学的です。時事通信のニュースでは、「文科省は同月、全国の国公私立の中学、高校、特別支援学校計約1万6700校(女子生徒数約340万人)に質問状を送り、全校から回答を得て集計した。」と書かれています。要するに2万人に1人の割合です。しかも、これらのすべてがワクチンによっておこったとは限りません。
いかにも多くの生徒が症状を発症したような印象を与えるために分母を書いていないのではないかと、勘ぐってしまいます。下の産婦人科学会の声明をみても、科学的には接種によるメリットがデメリットを大きく上回っていることは明らかです。
子宮頸がんワクチン「接種勧奨」再開求める要望書提出へ
NHKは、9月2日に放映した「クローズアップ現代」でも、ロドデノール含有化粧品の被害例について、「1年経っても白斑が治らない、2割しか治らない、色を作る細胞がなくなっている」と不安を煽ったとして、皮膚科学会から反論されています(記事をみる)。科学のわかる社員がいないわけではないでしょうから、センセーショナリズムを意識した確信犯だと思います。
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