新型コロナ 無症候性感染者の特徴は?占める割合や周囲への広げやすさについて
まったく症状がない新型コロナ感染者からの感染の可能性について、またその防ぎ方について、わかり易くまとめられています。以下は、抜粋です。
感染者のうち無症候性感染者が占める割合を3割と仮定した場合、新型コロナ感染者のうち、
①無症候性感染者(一貫して症状がない人)からの感染:24%
②発症する前の感染者からの感染:35%
③発症した後の感染者からの感染:41%
と試算されています。症状がない人からの感染、という意味では①と②を合わせると59%を占めています。
上の図は「激しく歌う」「普通に歌う」「大声で話す」「マスクを着けて大声で歌う」「普通に話す」「呼吸する」など様々な状況で発生する飛沫の量と粒子径の違いをみたものです。この図からも分かるように、咳やくしゃみをしなくても歌ったり喋るだけで飛沫が飛んでいることが分かります。そして図の「黄色の○」を見ていただくとお分かりの通り、マスクを着けることで、大声で歌った場合も飛沫の量が大きく減っています。
新型コロナの感染対策では、症状がある人だけでなく、症状がない人も含めて、換気が不十分となりやすい屋内や混雑した交通機関内ではマスクを着用することが重要です。また、ご自身の感染予防のためにはマスク着用だけでなく、手洗いをこまめに行うことが重要です。
マスクをして歌うと歌声がこもってしまうので、カラオケJOYSOUNDなどでは、マスクをつけたまま歌っても、歌声がこもらず地声に近い状態でハッキリと聞こえる「マスクエフェクト」機能を2020年の7月から利用できるそうです(ニュースをみる)。といってもマイクの音質を硬くして、音圧を大きくしているだけのようです。当分の間は、コロナの無症候性感染者が街をウロウロしていると思われますので、ライブハウスなどでもマスクをして歌う工夫が必要かもしれません。
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