コロナ5類化、もう不要だと思う感染対策は?/医師1,000人アンケート
以下は、記事の抜粋です。
5月8日より、新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」に移行します。医師1,000人を対象に『新型コロナ5類移行に伴う感染対策、まだ必要・やめてもよいと思うものアンケート』を4月10日に実施した結果だそうです。
5類移行後も必要だと思う一般的な感染対策11項目についてそれぞれ聞いた。
現時点で最も多かったのは「マスクの着用」(83%)、続いて「こまめに手を洗う」(76%)であった。一方、5類移行後については、「マスクの着用」が必要だと考える人の割合が18%減少して65%となり、「こまめに手を洗う」(72%)ことが必要だと考える人の割合と順位が逆転した。
もうやめたほうがよいと思う感染対策は?という設問では、
「トイレのハンドドライヤー使用禁止」(55%)、「飲食店などでのアクリル板などの設置」(51%)、「学校での授業中のマスク着用」(47%)、「黙食」(47%)であった。
新型コロナが収束したと思える状況については、
「インフルエンザと同じような感覚で捉えられるようになったら」(33%)と答えている。続いて、「感染しても普通のことと思えるようになったら」(22%)、「治療薬が普及したら」(13%)の順に多かった。
<感染の再拡大>については、
・さまざまな行事もコロナ以前の形式で再開して、ゴールデンウィークで人流が激しくなり、ちょうど5類になったところでコロナ患者がどっと増えると思う。(外科・50代)
・基礎疾患のある人や高齢者の感染が増加して重症化しないか心配。(臨床研修医・20代)
・後遺症を伴う人の増加や、バランスの取れない疾患対策。(精神科・40代)
<病院の体制>
・医療施設側がゼロコロナ対応を続ける限り、医療逼迫の問題はなくならない。(救急科・60代)
<受診控え>
・治療費が自己負担になることで未治療の感染者が増え、感染拡大につながる懸念がある。(精神科・50代)
<人々の意識>
・コロナに対する考えの違いによりトラブルが生じる可能性がある。(形成外科・30代)
<情報の把握>
・死亡者数、感染者数のリアルタイムでの報道がされなくなり、感染対策、予防が過小評価されることが懸念される。(総合診療科・30代)
治療薬については、「治療薬が普及したら」というのは誤りで、有効な治療薬は既に普及しています。また、「インフルエンザと同じような感覚で捉えられるようになったら」とか「感染しても普通のことと思えるようになったら」という状況になるには、かなりの割合の市民がワクチン接種を忌避し続けている場合、感染の再拡大が必要なのでは?と思いました。
頭の記憶と同じように、高齢者の免疫の記憶も早く消えること、高齢者では心筋炎などの副反応が稀なこと、重症化しやすいことなどを考えると、普通の高齢者はワクチンを打つ方が無難だと思います。
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