最近友人に、「僕は18日から1週間タイに行きます。4月1日には日本にいると思います。」というメールを送ったら、「だいぶノマド生活になってきてますね。」という返事をもらいました。「ノマド生活」の意味がわからなかったので調べてみました。以下は知恵蔵2013の解説からの抜粋です。
ノマド(nomad)は、英語で「遊牧民」の意味。近年、IT機器を駆使してオフィスだけでなく様々な場所で仕事をする新しいワークスタイルを指す言葉として定着した。このような働き方をノマドワーキング、こうした働き方をする人をノマドワーカーなどと呼ぶ。
上の定義は常識的(?)なところのようですが、自ら「ノマド生活」を実践し、「ノマド日記」を書いている大石哲之氏が、「いったいノマドとはなにか?そこで、ノマドの類似語から、ノマドの意味の広がりをすこし探ってみる。日本で言うノマドというのは、英語でいう次の1~6のものをまとめてノマドといってしまっているかもしれない。」として、ノマドについて5つの定義と6つの分類を紹介しています。
決定版:ノマドの用語の混乱に終止符を。原語から紐解く5つのノマドの定義
6つというのは、1. Freelance、2. Digital Nomad、3. Location Independent (professional)、4. Hyper Nomad、5. Hyper Bohemian、6. 5+ハイパーニート/ライフスタイルノマド/Bライフ/高等遊民です。それぞれの定義は原文を読んで確認してください。大石氏が注目し、議論しているのは、「1は含まず、4のハイパーノマドと、5のハイパーボヘミアン(+ハイパーニート)が中心」だそうです。
ハイパーノマドは、「デジタル技術を利用することに力点があるのではなく、個人のグローバル化に近い概念である。国境や何かの枠に囲っておこうと思っても囲っておくことができず、近代国家に終焉を突きつける新しい支配の仕組み・支配階層のメンバーというのがニュアンスとしては近い。」と定義しています。
ハイパーボヘミアンは、「働き方に加えて、ライフスタイルの変革も含めた生き方の概念だ。組織からの自由、場所の自由をだけではなく、究極の自由を目指す生き方であり、「働くのはやめよう」「今すぐリタイアのススメ」くらいにイッちゃてる話だとかんがえて良い。」だそうです。そして、「しいて日本人であげるとすればホリエモンだろう。塀のなかからメルマガで年収1億円稼ぎ、楽しいことを目論んでいる。もちろんホリエモンはハイパーノマドでもある。」とも書いています。
ここまで調べて、ようやく友人が褒めてくれたのだと思えてきました。ハイパーノマドあるいはハイパーボヘミアンあたりを目指すことにします。
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