塩野義製薬 開発中のコロナワクチン 12~19歳の臨床試験開始
批判記事なので、以下に全文を紹介します。
大阪に本社がある塩野義製薬は、開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンについて12歳から19歳に接種して有効性などを確認する臨床試験を始めたと発表しました。
塩野義製薬は「組み換えたんぱく質ワクチン」というタイプの新型コロナウイルスワクチンの開発を進めていて、大人向けのワクチンについては早ければ来月にも国に承認申請をする方針を明らかにしています。
会社によりますと、今回の臨床試験は12歳から19歳の350人が対象で、開発中のワクチンを2回接種し、抗体の値などが成人に接種した場合と比べて同等以上に上がるかを確認するということです。
臨床試験は今月14日から接種を始めていて、その後3回目の接種も行い、追加接種をした際に再び抗体の値が上がるかどうかを調べるということです。
また会社では、今後さらに下の年齢層となる5歳から11歳を対象とした臨床試験も始める予定だということです。
塩野義製薬は「幅広い年代の方々に新たな選択肢を提供できるよう、早期開発、供給に向けて取り組んでいく」としています。
プレスリリースをみましたが、本気で実用可能なワクチンを作ろうとしているとは思えません。
1.現在世界中で流行中のオミクロン株は感染しても多くが軽症や無症状のため、ワクチンに感染や重症化予防効果があるかどうかの判定が困難では?
2.中和抗体と書いているが、コロナの野生株の中和抗体でもオミクロン株の感染に有効かどうか不明。実際、広く使われているファイザーやモデルナのワクチンも感染予防にはあまり効かない。
3.ファイザーやモデルナのワクチンは感染防御にはあまり効かないが重症化や死亡は抑制すると言われている。新しいワクチンについてこのような重要な効果を確認することはできるのか?
4.今から開発しても、抗体産生の非劣性しか確認できないワクチンを接種するメリットはほとんどないので、やはり実用化よりも日本政府からの補助金獲得が目的だと思われます。
以上、記事とプレスリリースを読んで思いついた疑問や感想です。
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