コロナワクチン有効性、ファイザー製の感染防止効果は4~6か月で半減、モデルナ製の方が長持ちする

コロナワクチン有効性、4ヵ月超で明らかに低下
4ヶ月超というのはアストラゼネカのワクチンで、ファイザーやモデルナのものはもう少し長持ちします。以下は、記事の抜粋です。


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンを2回接種後、日数経過によりワクチン有効性は低下し、その低下速度はワクチンの種類によって異なることが示された。スウェーデン・Umea大学のPeter Nordstrom氏らが、84万人超のワクチン接種者と、同数のマッチングコントロールについて後ろ向き全住民コホート試験を行い明らかにした。

感染予防と重症化予防効果の減少について検証
研究グループは、スウェーデンの全国登録名簿を基に、COVID-19ワクチン、ChAdOx1 nCoV-19(Oxford-AstraZeneca製)、mRNA-1273(Moderna製)、BNT162b2(Pfizer-BioNTech製)のいずれかの2回接種者と、ワクチン未接種者のマッチングコントロール試験を行い、2021年10月4日まで追跡した。

評価アウトカムは2つで、(1)2021年1月12日~10月4日の重症度を問わないあらゆるSARS-CoV-2感染、(2)2021年3月15日~9月28日の重症COVID-19(COVID-19による入院またはSARS-CoV-2感染確定後の30日全死因死亡で定義)とした。

2020年12月28日~2021年10月4日に、COVID-19ワクチン2回接種者84万2,974例と、同数のマッチングコントロールについて分析を行った。

あらゆる重症度のSARS-CoV-2感染に対するワクチン有効性は、BNT162b2(ファイザー)では接種から日数の経過に従い低下し、接種後15~30日で92%、121~180日で47%、211日以降で23%だった。

mRNA-1273(モデルナ)の同有効性の低下はやや緩やかで、接種後15~30日で96%、181日以降で59%だった。

対照的にChAdOx1 nCoV-19(アストラゼネカ)については、接種後15~30日のワクチン有効性は68%で、121日以降は有効性を検出できなかった。

重症COVID-19に対する全種ワクチンの有効性は、接種後15~30日は89%であったものから、121日以降は64%に低下していた。

また、全体として女性よりも男性のほうがワクチンの有効性は低く、若年者よりも高齢者のほうがワクチン有効性が低いとのエビデンスも認められた。


元論文のタイトルは、”Risk of infection, hospitalisation, and death up to 9 months after a second dose of COVID-19 vaccine: a retrospective, total population cohort study in Sweden”です(論文をみる)。

日本がアストラゼネカ製を採用しなかったのは正解、モデルナ製を職域接種に使ったのも正解、今の大衆がファイザー製を求めるのは誤解です。河野元大臣が言っていたように、「8ヶ月」根拠がないと思います。

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