ファイザー ワクチン3回目接種 有効性“95.6%” 臨床試験結果

ファイザー ワクチン3回目接種 有効性“95.6%” 臨床試験結果
以下は、記事の抜粋です。


ファイザーは、新型コロナウイルスワクチンの追加の接種の効果を確かめる臨床試験の結果、発症を防ぐ有効性は95.6%だったと明らかにしました。

ファイザーは、接種から時間がたつにつれワクチンの効果が低下するとして3回目の接種によって効果が再び高まるかどうかを確かめる臨床試験を行っていて、10月21日にその結果を公表しました。

臨床試験では、およそ1万人を半数に分け、3回目の接種としてワクチンを接種したグループと、プラセボと呼ばれる偽の薬を接種したグループで新型コロナウイルスの感染症を発症した人の数を比べました。

その結果、接種から7日後以降に新型コロナウイルスの感染症を発症したのは、ワクチンを接種したグループが5例だったのに対し、プラセボを接種したグループでは109例でした。

このためファイザーは、3回目の接種による発症を防ぐ有効性は95.6%で「2回目の接種を終えたあとの水準に戻すことができた」としています。

アメリカでは、先月から65歳以上の人や、重症化リスクの高い人を対象にファイザーのワクチンの3回目の接種が始まっているほか、モデルナとジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンに関しても近くCDC=疾病対策センターが追加の接種についての最終的な判断を示す見通しです。


以下は、ファイザーの発表の一部です。これ以上詳しい発表は論文を待つ必要があります。


すべての試験参加者は、以前にファイザー-ビオンテックワクチンの2回接種を完了し、その後、30 µgの追加免疫用量(前2回と同じ用量)またはプラセボのいずれかを受けるように1:1にランダム化されました。2回目の投与から追加免疫またはプラセボの投与までの期間の中央値は約11ヶ月でした。COVID-19による症状の発生は、追加免疫またはプラセボ後少なくとも7日から測定され、追跡期間中央値は2.5か月でした。研究期間中、ブースター群で5例、非ブースター群で109例のCOVID-19がありました。観察された95.6%(95%CI:89.3、98.6)の相対的なワクチン有効性は、ブーストされたグループの疾患発生の減少を示しています。参加者の年齢の中央値は53歳でした。複数のサブグループ分析は、年齢、性別、人種、民族性、または併存疾患に関係なく、有効性が一貫していることを示しました。


ブースター(3回目)接種が2回目から11か月経過しても有効という結果です。「毎年1回打てばほぼ大丈夫」というメッセージですが、重症化や死亡は2回で十分という説もあるし、毎年打つことになった場合の有料化などいろいろ検討する必要があると思います。

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