米医学雑誌 コロナワクチンで激しいアレルギー“10万に1人”

米医学雑誌 コロナワクチンで激しいアレルギー“10万に1人”
以下は、記事の抜粋です。


アメリカのハーバード大学などの専門家は、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンについて、およそ200万人が接種した段階で、激しいアレルギー反応「アナフィラキシー」の症状を示す割合はおよそ10万人に1人だとする総説をアメリカの有力な医学雑誌が掲載しました。こうした安全性に関わる出来事は大規模に接種を行う場合、ほとんど避けられないものだとしたうえで、引き続き安全性を慎重に見極めつつ、情報を公開していく必要があるとしています。

この中では、こうした情報によって新たなワクチンに対する不安感を抱いた人もいるとする一方、アナフィラキシーの症状はほかのワクチンでもまれに起きるほか、治療が可能で影響が続くこともないとしています。

そのうえで、安全性に関わる出来事は数百万人に接種していく場合、ほとんど避けられないものだとしたうえで、人々がワクチンを信頼し接種をためらわないよう、安全性を慎重に見極めつつ情報を公開しながら進めていく必要があるとしています。


引用が書かれていませんが、おそらく以下の総説だと思われます(総説をみる)。
Maintaining Safety with SARS-CoV-2 Vaccines
以下は、かつて地震調査研究推進本部地震調査委員会が公表した報告書に書かれていた日本における自然災害や事故などの発生確率です。それによると、30年の間に災害、事故、事件で被害をこうむる確率は、以下のようになるそうです。


【災害】
・大雨で罹災する確率は0.50%、死傷する確率は0.002%
・台風で罹災する確率は0.48%、死傷する確率は0.007%

【事故】
・火災で罹災する確率は1.9%、死傷する確率は0.24%
・交通事故で負傷する確率は24%、死亡する確率は0.20%
・航空機事故で死亡する確率は0.002%

【事件】
・空き巣ねらいに遭う確率は3.4%
・ひったくりに遭う確率は1.2%
・すりに遭う確率は0.58%
・強盗に遭う確率は0.16%
・殺人事件の被害者となる確率は、0.03%


単純に比較することはできませんが、10万人に1人ということは、0.001%の確率です。しかも、記事に書かれているように、アナフィラキシーショックは治療可能で、ほとんどのワクチン接種機関でそのための薬品が用意されています。

ワクチンの効果は90%以上だとされています。現段階の情報で判断するなら私は接種を希望します。

ところで、アメリカやイギリスではこれらのワクチンを写真のように筋肉注射しています。発表されている効果や副反応も筋肉注射によるものですが、日本では伝統的に予防注射は皮下注射で行っています(本来は筋肉注射です)。新型コロナのワクチンについてはどうするのでしょうか?

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