緊急避妊薬(アフターピル)、薬局で処方箋無しで購入可能に。来年にも、望まない妊娠防ぐ

緊急避妊薬、薬局で購入可能に。来年にも、望まない妊娠防ぐ
以下は、記事の抜粋です。


政府は10月7日、性交直後の服用で妊娠を防ぐ「緊急避妊薬」について、医師の処方箋がなくても薬局で購入できるようにする方針を固めた。性暴力を含め、望まない妊娠を防ぐ狙い。性犯罪の被害者や、若者を支援する団体などから処方箋を不要とし、緊急時に簡単に入手できるよう求める要望が出ていた。2021年にも導入する。

緊急避妊薬は、性交後72時間以内に服用することで妊娠を高確率で避けられる。現在は原則、医師の診察を受けて処方箋をもらわなければ入手できない。欧州やアジアなど世界86カ国では医師の診察なしで購入することができ、日本は国際的な遅れが指摘されていた。

国内で承認されている緊急避妊薬(処方箋が必要)


欧米では緊急避妊薬が、医師の処方箋が不要なOTC薬として薬局で広く販売されています。英国ではクリスマスに無料で配られることや、アメリカの大学では自動販売機で購入できるところもあるそうです。どの国もアフターピルへのアクセスを向上させ、望まない妊娠や中絶を減らすことを目的としています。このため、多くの国で比較的安価に購入でき、OTC化先進国のタイでは2錠で60バーツ(約200円)で買えるそうです(記事をみる)。ところが、日本では処方薬のノルレボは約15,000円という滅茶苦茶な値段がつけられています。この値段のままOTC化されたのでは”Good News”にはならないと思います。注目しましょう。

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