老化する日本「能力低い自治体は切り捨てる」について思うこと

老化する日本「能力低い自治体は切り捨てる」20代の危機感 「全部残すのは無理」「守らない方が合理的」
以下は、記事の最後に書かれている「小黒教授のずばっと解説」と「藤原記者の感想『若者はわかってた』」からの抜粋です。


【地方創世はやっぱり無理?】現状の枠組みでは、地方の衰退はなかなか止められないと現実に思います。分権国家に移行すれば話は別ですが、市場メカニズムそのものなんですね。政治はいろいろな資源をまくわけですが、それで市場メカニズムを一時的に歪めることができても、明治維新以降の中央集権国家を改め、統治機構を抜本改革しない限り、その流れを決定的に変えるというのは無理な気がしますね。

【若者はわかってた】学生たちは想像以上に合理的に物事を考えています。「日本の地方はこれから衰退するのでは」「そもそも日本が衰退するのでは」という確かな危機感を持ち、そこに立ち向かっていくというよりもひらりとかわし、個々の生き方を追求する。そんな姿勢が印象的でした。今後数十年は止まらない縮小化に、どう向き合うのか。簡単に答えは見つかりそうにありません。


自転車の下り坂を楽しむように、下り坂の日本を楽しむことはできるのでしょうか?

県の役人と話した時に、県にはお金がかかる一方で税収のない地方があるので、都市の役所よりも運営が厳しいという話を聞いたことを思い出しました。ヒトが少ないのにインフラ整備が必要な土地を持つことは、財政的には地方自治体にとって明らかにマイナスのようです。国は違うのでしょうか?

韓国が「独島」とよび、日本が「竹島」とよぶ島についてですが、日本が竹島が属すると主張する島根県は過疎化日本一です。過疎化が進み過ぎて、2016年の時点でなんと、人口が『大正時代』を下回り、田畑が荒廃して荒地になり、行政サービスの維持どころか、集落が消滅してしまう可能性も否めない状況だそうです(記事をみる)。「竹島」は、その消滅しそうな集落よりも明らかに住みにくい場所にあります。

上の記事にあるように、島根だけではなく、東京も含む日本全体の人口が縮むことが確実に予想される時代に、放っておいたら確実に過疎になって、そのうち無人になりそうな島の領有にどれだけのプラスがあるのか、だれか教えてください。

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