運動時の水分 摂り過ぎにも注意が必要

運動時の水分 取り過ぎにも注意が必要
スポーツ放送をみていると水の飲みすぎではないかと思える場面が多いので、少し古い記事ですが以下に抜粋を紹介します。


運動中に体の水分が足りなくなると熱中症の危険が高まります。そこで水分補給の仕方が大事になります。「運動中にどれだけの水分を取ればいいのか」の目安を知るために、運動の前と後で体重を量り、増減をチェックすることをお勧めします。

汗をかいた分、体重は減りますが、減るのは元の体重の2%以内にとどめるようにします。減った分は、食事と飲水で翌日までに体重を戻すように心掛けましょう。もし2%以上減っているようなら、運動前や運動中に摂取する水分を増やすようにしてください。発汗量が多いときには塩分を、運動量が多いときには糖質も補給するようにします。こんなときスポーツドリンクは強い味方ですが、塩分や糖分はスナック菓子などで補給しても構いません。

一方、運動後に体重が増えている場合は、水分の取り過ぎです。運動後に2%以上増えていたら要注意。水分の取り過ぎで、血液中の塩分濃度が下がると「低ナトリウム血症」を起こす危険があるためです。低ナトリウム血症になると、頭痛やだるいなどの軽い症状だけでなく、けいれんや意識障害、心臓の異常など重篤な症状となり、ときには死に至ることもあります。

ボストンマラソンの参加者からボランティアを募り、レース後に血液検査を行ったところ、13%の人が低ナトリウム血症になっていたことが2005年に報告されました。原因は、レース前や補給ポイントで大量の水を飲んだことでした。この報告後、運動時の水分補給について、「のどが渇く前に飲む」から「のどが渇いたら飲む」へと変わってきています。

一般的なスポーツドリンクには塩分や糖分が含まれていますが、ナトリウム濃度が低く、飲み過ぎると低ナトリウム血症になることがあります。やはり飲み過ぎは禁物です。


その通りです。以下は、CareNetがまとめたものです。

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