歩く速さは体温、血圧、脈拍、呼吸数、酸素飽和度などと並ぶ「第6のバイタルサイン」

歩く速さは健康に長生きできるかどうかのサイン、保つ秘訣とは…衰えた歩行の改善にはテクニックも必要、行動は何歳でも「今始めるのがベスト」
以下は、記事の抜粋です。


歩くことは単純な行動のように思えるかもしれないが、実はそうではない。カリフォルニア・パシフィック医療センター研究所のペギー・コーソン氏はそう説明する。「理由はまだわかりませんが、歩く速さは死亡リスクと関連しているのです」と氏は言う。歩行速度を維持できる人は長生きする可能性が高いのだ。米国立老化研究所(NIA)によれば、移動能力の低下は高齢者が自立した生活を送れなくなる主な理由の1つだ。また、認知機能の低下とも密接な関係があるという研究もある。

この10年ほどで、歩く速さは体温、血圧、脈拍、呼吸数、酸素飽和度などと並ぶ「第6のバイタルサイン」として注目されるようになった。歩行速度から、その人がどのような健康問題を抱えることになるかを、幅広く予測できることが明らかになったからだ。

動くのをやめない
最もやってはいけないことは動くのをやめることだ、という点で専門家の意見は一致している。何時間も座りっぱなしでいれば体じゅうが痛くなるし、手をよく使う日は関節炎があまり気にならない。私たちの体は動くことを求めているのだ。

上手に歩くための訓練
衰えはじめた歩行を本当に改善しようと思ったら、アスリートのように考える必要がある。歩行も同じだ。ほとんどの人にとって快適な速度は秒速1.3m(時速約4.7km)ほどだという。適応力を鍛えるために、ときどき1分間だけ速度を10%上げることを推奨する。

どんな表面を歩くときにも「足から歩き始める」ようにと言う。「足を持ち上げて前に置く」と考えるのではなく、足を使って地面を後ろに押しのけるのだ。転びたくないなら、下を向いてはいけない。「脳は、自分が見ている方に行きたがっていると思い込んでしまうからです」


速く歩けば長生きできるわけでもないと思いますが、、、。とりあえず、時々「下を向かずに地面を後ろに押しのけるように速く歩く」ようにしたいと思います。

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