初当選の三田市長、就任3か月半で「市民病院統合『白紙撤回』」の公約を白紙撤回…推進に

初当選の市長、就任3か月半で公約覆す…病院統合「白紙撤回」から推進に
以下は、記事の抜粋です。


兵庫県の三田市民病院と済生会兵庫県病院(神戸市北区)の再編統合問題で、田村克也三田市長は、11月24日開会した市議会の12月定例会で、計画を推進する意向を表明した。田村市長は7月に計画の「白紙撤回」を掲げて初当選しており、就任3か月半で公約を覆す結果となった。

計画は、両病院を再編統合し、中間地点付近の神戸市北区に、新病院を建設。三田市が設置者で、県済生会に運営を委託する「公設民営」方式で、2028年度の開院を目指していた。

田村市長は議会の冒頭、「凍結していた再編統合計画を再開する」と述べ、考えに至った経緯を説明。市民病院で職員らと意見交換したとし、「人員不足で、急性期医療の提供体制が 逼迫ひっぱく している」と説明。医療資源の集約化で地域医療の充実が図られていることも確認したとした。

その結果として、田村市長は「現状での急性期医療の存続は不可能」とし、森哲男前市長が道筋をつけた計画内容を全面的に追認。「急性期、回復期、慢性期など全ステージで、適切な医療を切れ目なく受けられる体制づくりに取り組む」と述べた。

市長選で「白紙撤回」を公約に掲げたことについては、「情報発信や意見聴取を経た上で、最善策を検討すると意図していた」と改めて釈明し、「この表現で心配と混乱を招いた」と頭を下げた。

一方、三田市議会は、田村市長への問責決議案を可決。決議では、「有権者が判断する公約の解釈を変えるなら選挙が成り立たない」とし、「多くの市民を混乱させ、市政を停滞させた」と指摘した。


以下は、はてなブックマークに寄せられたこの記事に対するコメントです。1つ目のコメントに驚きましたが、病院の置かれている状況を理解していない市民の方が多いという市民病院は、三田だけではないと思います。市民病院だけではなく、日本の医療全体が理解されていないような気がします。


●この市長、元々が病院統合に反対する市民団体の公募で出馬してるわけで、ひどすぎやしないかね。

●現実的にそうならざるを得ないのは分かるけど、主たる公約に掲げていたのであれば辞職して出直して欲しい気はする。

●普天間の県外移設を公約として知事選挙に当選したのに辺野古埋め立てを承認した沖縄の仲井真と一緒のやり方。平気で民意を裏切り公約を翻すなら選挙の意味などない。民主主義の破壊。

●無理だろうと思っていたけど、市民はそうは思わずこの人を選出していたので、展開が気になっていた。

●数字的に無理ですよと担当者から因果を含められて陥落したのでしょうね。それを押し切るほど無鉄砲にはなれなかったと気の毒にも思うけれど、結果として最大の公約が果たせないなら辞任すべきでは?

●公約だからとかのレベルでなく、その一点だけで当選したようなものなので、諦めるなら辞めないといけないんじゃないか?誰がなっても統合回避は不可能だけど。

コメント

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