生命科学と医学における新たなトピックを生み出すための日本の公的資金の有効性

ノーベル賞級成果は研究費を「広く浅く」配るほうが増えると判明!
以下は、記事の抜粋です。


筑波大学で行われた研究によって、日本の生命科学・医療分野におけるノーベル賞級成果や画期的発見につながる研究成果を増やすには、少数の研究者に高額の研究費を集中するよりも、500万円以下の少額の研究費を多数の研究者に「広く浅く」分配したほうが、投資効果が高いことが示されました。

より高額の研究費になると、1つの成果あたりにかかる費用が逆に増加し、金銭効率が下がっていたのです。

多額の研究費を要する「大きな研究」と少額の研究費でも行える「小さな研究」のどちらに重点を置くべきかについては長年にわたる議論ですが、今回の研究は1つの答えを提示するものと言えるでしょう。


元論文のタイトルは、”The effectiveness of Japanese public funding to generate emerging topics in life science and medicine(生命科学と医学における新たなトピックを生み出すための日本の公的資金の有効性)”です(論文をみる)。

私も同じように思いますが、政府や文科省の「選択と集中」路線は変わらないでしょう。

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