牛のゲップからメタンを99%減らす海藻がみつかる。エサに混ぜれば温室効果ガス削減に期待
以下は、記事の抜粋と海藻の写真です。
オーストラリアの研究チームが、牛のゲップに含まれるメタンガスを99%も削減できる海藻を発見したと報告しました。
米国では国内のメタン排出のうち26%が牛のゲップによるとされ、メタンによって引き起こされる温室効果はCO2の約30~50倍と言われます。このため、世界各地で牛のゲップを抑制する研究が大まじめに行われています。
牛の飼料に海藻を混ぜることでゲップに含まれるメタンを約20%削減できることは知られていました。さらに高効率にメタンを減らす海藻を探し求め、つい最近豪クイーンズランド州に育つAsparagopsis taxiformisと呼ばれる海藻が99%もゲップ内のメタンを減らす効果があること発見しました。
この海藻は、牛の腸でメタンを生み出す酵素の働きを大きく弱める性質があり、ほとんどメタンを空気中へ放出しなくなる効果を持つとのこと。
牛のゲップが地球温暖化の重要な原因の1つだというのは意外ですが、事実のようです。記事に書かれているように、牛にとっては迷惑な話ですが、海藻を餌に混ぜるだけでメタンが減るならヒトにはありがたいと思います。
Asparagopsis taxiformisは、Wikiによると、ハワイではよく食べる海藻だそうです。下の写真は”Ahi limu poke”という生魚とこの海藻の和え物のようです。これを食べたヒトでのゲップはどうなるのでしょうか?
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