ロイヤルファミリーに莫大な公的資金を注ぐ価値はあるのか「英国王がその空っぽの頭に、はりぼての王冠を戴くとき」─英紙が王室を痛烈批判

ロイヤルファミリーに莫大な公的資金を注ぐ価値はあるのか「英国王がその空っぽの頭に、はりぼての王冠を戴くとき」─英紙が王室を痛烈批判
以下は、記事の抜粋です。


チャールズ国王の戴冠式が迫るなか、王室がひた隠しにしてきた莫大な収入を英紙「ガーディアン」が暴いた。君主制とは巨額の血税を投じてまで維持されるべきものなのか。同紙コラムニストは「英王室は中身のない金食い虫だ」と手厳しい。

ウィンザー家は英国民の「扶養家族」
戴冠式の日、新しい英国王の誕生を報じるテレビの画面からは、ある集団の姿が巧みに隠されるかもしれない。「私の王ではない」と書かれたTシャツを着た君主制反対派のことだ。

だが好むと好まざるとにかかわらず、チャールズは私たちの王だ。なぜなら、彼とその家族は英国民の「扶養家族」なのだから──。

本紙ガーディアンは先ごろ、王室財政に関する大規模調査を実施し、英王室の維持には莫大な費用がかかっており、その額は欧州のどの国の王室よりも高いことを明らかにした。

スペインの王家、ブルボン家の年間予算はわずか740万ポンドだが、英国の王家であるウィンザー家には、8600万ポンド(約144億円)もの巨額の税金が投入されている。これに加えて、公領から年間約4000万ポンドの収入もある。公領がこれまでに王族にもたらした収入は合計12億ポンドに達するという。

たいした額ではない、と君主制の支持者たちは言い張るかもしれない。英国政府の年間支出は1兆ポンド、そのうち王室が使う税金はごくわずかであり、取るに足らないというわけだ。

だがもし英王室の面々もそう考えているなら、なぜ自分たちの財産や収入を必死に隠そうとするのだろう。なぜ、知名度の低い王室メンバーの遺言状でさえ、世間の目からひた隠しにされているのか。


以下は、この記事に対するはてなブックマークでのコメントです。


●イギリスは情報公開もそれなりに進んでるから王制の要否を民主的に議論できていいねえ。本邦で天皇家の不行跡があってもまともな報道は期待できないからねえ。諸外国の君主家並にあると思うんだが。

●まあ日本の主要メディアでは耳にすることのない「批判」やね。一方で特定宮家への「中傷」は目立つが。

●ザ・サンとかじゃなくてガーディアンでも自由にこういう議論できる国柄というか精神というかは、ちょっと羨ましいな…って思っちゃった。

●さすが英国は隠しもせずにズバリ言っちゃう。確かに現代社会における王室の存在意義は全くもってよくわからん。


批判はいろいろとあるかもしれませんが、主要メディアの一つがこのような記事を出せるのは、素晴らしいと思います。

チャールズ国王の戴冠式を控え、ロンドン市内では記念の旗が各所で売られている

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