甲子園で優勝した元高校球児が家庭科教諭に 生徒のジェンダー観を揺さぶる授業の中身とは
なかなか面白い記事です。以下は、ごく一部の抜粋です。
家庭科は、戦後の一時期を除いて女子生徒のみが対象で、現在のように男女共修になったのは1994年からだ。なぜ男子も家庭科を学ぶ必要があるのか。
「生きていく単位が個人だから」。野原教諭の答えは明確だ。未婚率が一桁だったのは、高度経済成長の時代の話であり、単独世帯が一番多いという事実を見つめるべきだと指摘する。「若者も高齢者も含めて一番多いのはひとり暮らしなのだから、まずはひとりの人生、自分の人生があって、それを学んだ上での結婚や家族、であるべきではないか」
生徒にとって、良くも悪くも人生の基盤は家庭で、自分の家庭こそ「普通」と思いがちだ。だからこそ家庭科の授業が大事だと強調する。「自分の経験とは異なる、いろんな子育てや家族生活のあり方があると知ったり、話し合ったりする機会はなかなかない。家庭という『私的な領域』を教育で学ぶことはとても意義がある」
「若者も高齢者も含めて一番多いのはひとり暮らし」…知りませんでした。
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