トランプ氏の「shithole」発言、世界のメディアはどう訳したのか
トランプ大統領が1月11日に議員らとの会合で、ハイチやアフリカの諸国から移民を受け入れる必要性に疑問を呈し、下品な言葉を使って一部の諸国を「shithole」と呼んだとされています。以下は、記事の抜粋です。
日本のメディアはそろって、読者の気分を害さない表現を選んだ。NHKは「不潔な国々」を採用。BBCの日本語版サイトは「肥だめ」、時事通信は「便所のような国」と表現した。
韓国メディアの多くは、同国最大の通信社である聯合(Yonhap)ニュースに倣い、「物乞いの巣窟」と伝えた。
台湾の中央通信社(CNA)は、「鳥不生蛋国家(鳥が卵を産まない国家)」と伝えた。
セルビアのメディアは、現地語の慣用句を用い、「オオカミが交尾する場所」と報じた。
ベトナムのメディアでは、「汚い国」「ごみの国」「腐った国」など、さまざまな程度の言葉が使われている。
米国営ラジオ放送局ボイス・オブ・アメリカ(Voice of America)のタイ語放送は、「この英単語は『排せつ物の穴』と訳すことができ、彼(トランプ氏)が(これらの国を)低級と見なしていることを反映している」と解説した。
中国共産党の機関紙・人民日報の海外版は、「燗国家(悪い国家)」と翻訳した。
フィリピンメディアは英語での報道が一般的で、フィリピン・スター(Philippine Star)紙は「shithole」という単語をそのまま見出しに使った。
ギリシャメディアは「掘込み便所」という表現を使った一方で、イタリアメディアは「尻の穴国家」と報道。オーストリアメディアは「ごみの穴」と伝えた。
フランス、スペイン、ポルトガルでは、「くそ国家」と訳されている。
全く違う体の部位を使った表現も登場した。ベルギーのフラマン語メディアは、現地語でよく使われる侮蔑表現を使い「睾丸国家」と翻訳した。
その他、「世界の尻」(チェコ)、「汚い穴」(ドイツ)、「豚小屋」(ルーマニア)、「臭い穴」(ロシア)という訳もあった。
英辞郎 on the webによると、「shit-hole〈米・卑俗〉肛門〈米・卑俗〉屋外トイレ」と書かれています。トランプ氏はおそらく、「屋外トイレ」の意味で使ったのだと思います。
いずれにしても、こんな人が大統領をやっている国の「核の傘」に入っていることが安全保障と言えるのでしょうか?かなり不安です。
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