栄養ドリンク摂取で血圧上昇、心拍乱す恐れも?

栄養ドリンク摂取で血圧上昇、心拍乱す恐れも
以下は、記事の抜粋です。


栄養ドリンクは血圧を上昇させ、心拍異常を引き起こす恐れがある。

死亡例や入院例との関連が取りざたされる栄養ドリンクについて、過去に発表された7つの研究を解析した研究の結果が3月、アメリカ心臓協会(AHA)の総会で発表された。これによると、栄養ドリンクは自然な心拍リズムを阻害することで不整脈や死を引き起こしたり、血圧を上昇させたりする可能性が高いという。

同発表の主執筆者であるサッチン・シャー氏は、心臓に持病を抱える人は特に、栄養ドリンクの摂取には慎重になるべきだと述べた。

心臓の異常はカフェインが原因だと考えられているものの、他の含有物が関係している可能性もあり、さらなる研究が必要だ。栄養ドリンクは健康補助食品として販売されることが多く、炭酸飲料に関するFDAガイドラインの対象からは外れる。

FDAによると、炭酸飲料で一般に認められるカフェイン量は360ml当たり71mgだが、栄養ドリンクの多くには1本当たり160~500mgのカフェインが含まれているという。

今回の研究では、栄養ドリンクの摂取後、心室筋の活動電位持続時間を表すQT間隔が長くなり、最高血圧が上昇することが分かった。


元記事のタイトルは、”Energy Drinks Boost Blood Pressure as Heartbeat Altered”です(記事をみる)。

【徹夜のお供に】 エナジードリンクまとめ 【カロリー・カフェイン量別】というサイトによると、日本で売られているエナジードリンクには、一缶(or瓶)あたり50~142mgのカフェインが含まれています(不明1例)。

また、カフェイン含有量まとめをみると、缶コーヒーの含有量がけっこう多いことがわかります。インスタントでない豆から入れるコーヒー150mlには約100mg含まれていますし、玉露は同じ150mlに180mgも含まれています。

これらを考えると、栄養ドリンクあるいは含まれているカフェインだけを問題にするのが良いのかどうかわからないと思います。栄養ドリンクを好んで飲む人は、もともと何らかの理由で疲れやすいという交絡因子を考える必要もあるでしょう。

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