京都府立医大:責任著者の教授、辞職へ 降圧剤論文撤回で?

京都府立医大:責任著者の教授、辞職へ 降圧剤論文撤回で
以下は、記事の抜粋です。


京都府立医大のチームによる降圧剤「バルサルタン」に関する臨床試験の論文3本が、「重大な問題がある」との指摘を受けて撤回された問題で2月27日、論文の責任著者の松原弘明教授が大学側に月末での辞職を申し出、受理されたことが分かった。松原教授は、「大学や関係者に迷惑をかけた」と説明したという。

問題になっているのは、09~12年に日欧2学会誌に掲載された3論文。3論文のうちの2本を掲載した日本循環器学会は昨年末、「深刻な誤りが多数ある」として撤回を決め、吉川敏一学長に調査を依頼。これに対し、大学は学内3教授による「予備調査」で、捏造などの不正を否定する結果を学会に報告した。その後、学会は再調査を求めており、大学は「対応を検討中」としている。


このブログでも以前に書いたように、怪しいのは上の3論文だけではありません。「大学は学内3教授による『予備調査』で、捏造などの不正を否定する結果を学会に報告した。」という部分がもっとも不思議な部分です。ここに書かれている「学内3教授」の行った調査自体を調査対象にしても良いと思うのですが、、、

記事に出てくる吉川敏一学長という方もアルカリイオン水などの怪しげなものに関わっているようです。松原教授の辞任だけで終わるのでしょうか?

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