淡路島には2つの水仙卿とよばれるところがあります。それは、立川水仙郷(〒656-2543洲本市由良町由良2877-22)と灘黒岩水仙郷(〒656-0551南あわじ市灘黒岩2番地)です。以下はそれぞれの宣伝文句です。
立川水仙郷:日本三大水仙群生地は、越前海岸(福井県)、鋸南町(千葉県)、そして淡路島といわれています。その淡路島で、紀淡海峡を望む絶好のロケーションで、栽培面積約6haの敷地内には約300万本もの水仙が咲いています。駐車場が山間の谷にある水仙畑のすぐそばにあるので、畑の近くまで車で行くことができます。また、水仙が咲いている所の道はコンクリートの道ですので、車椅子の方や足腰の弱い方、ベビーカーでも、無理なく鑑賞することが出来ます。
灘黒岩水仙郷:灘黒岩水仙郷は、今から約180年前に付近の漁民が海岸に漂着した球根を山に植えたのがだんだん繁殖したとされており、今ではここ淡路島の南部に位置する諭鶴羽山(標高607.9m)から海に続く45度の急斜面の一帯、約7ヘクタールにわたって500万本もの野生の水仙が咲き誇っています。一重咲きの野生の二ホンスイセンが咲き誇り、付近一帯は甘くて優しい香りに包まれます。
以下は、訪れた順に並べた写真です。
途中で立ち寄った県立淡路病院の外来(上)と病棟(下)。この病院は、知り合いが務めていたり、友人の娘が附属看護学校を卒業したりなどなど、以前からどんなところか知りたかったので、立ち寄ってみました。
立川水仙郷で入り口の方をみたところ(上)、海の方をみたところ(下)
上の立川水仙郷の説明をよく読むと、ここが昔からあるとか、水仙が野生だとかは書いておらず、ロケーションが良いとか、アクセスが簡単だとか書いてあるだけです。そうです、ここは「水仙畑」です。野生の水仙を観たい方々はきっと失望するでしょう。そのためか、入場者には全員、「水仙饅頭」が配られ、「探偵ナイトスクープ」でとりあげられたという「ナゾのパラダイス」など不思議なものがたくさんあります。
立川水仙卿から灘黒岩水仙卿への途中に「淡路島モンキー・センター」があります。外にもサルがウロウロしていました。中には入らず、併設のレストラン「ちゃりこ」で食事をしました。カレーライス(1000円)にタコとタマネギのフライが乗っていました。
以下は、灘黒岩水仙卿の写真です。こちらは、海に接した急斜面に大きな水仙が自然な感じで生えています(上)。ただ、観光客もよく知っていて、超満員でした。付属の駐車場は満杯で順番を待つ車の長い列ができ、県道76号線沿いに無理やり停めている車もたくさんありました。離れた場所にある第2、第3の駐車場との無料シャトルバス(下)を利用するのがベストだと思います。
登る途中から見上げたところ(上)、同じところからみた駐車場(した)。
登る途中から見上げたところ(上)、ほぼ同じところからみた入り口(下)。
いろいろな種類が混じっている立川水仙卿と異なり、ここはニホンスイセンのみでした(上)。自然や野生を求めるのであれば、間違いなく灘黒岩です。ただ、45度の急斜面は高齢者にとってはかなり厳しく、途中で倒れた人もいたようで、シャトルバスを待っている間に救急車が入って行きました(下)。
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