日本では予約殺到だが、、、ノババックス株急落-FDAがコロナワクチンの心臓疾患リスク指摘

ノババックス株急落-FDAがコロナワクチンの心臓疾患リスク指摘
日本では、ノババックスのワクチンに予約が殺到しているそうです(ニュースをみる)。以下は、記事の抜粋です。


6月3日の米株式市場で米バイオテクノロジー企業のノババックスが前日比20%安と急落した。米食品医薬品局(FDA)は同社が緊急使用許可(EUA)申請中の新型コロナウイルスワクチンについて7日の諮問委員会会合を前に文書を公表し、心膜炎・心筋炎のリスクを指摘したことが嫌気された。

同文書は同ワクチンにはオミクロン変異株などへの効果はあると評価した。

ノババックスの時価総額は昨年の株価ピーク時から約170億ドル(約2兆2000億円)減少している。同社の新型コロナワクチンのEUA申請は当初の予定から数カ月遅れていた。

なおノババックスの新型コロナワクチンは日本の厚生労働省から今年4月19日に薬事承認を取得している。武田薬品工業が国内で製造・販売を行う。


この記事をみてまず思ったのは、「アメリカではノババックスのワクチンはまだ承認されていないのに日本では承認されている」ということです。5月20日時点でのワクチン比較記事でも、アメリカで接種可能なワクチンとしては、ファイザー、モデルナ、ジョンソンエンドジョンソンの3つが紹介されています。ノババックスのワクチンは、アストラゼネカのもとと一緒に、今のアメリカでは接種できないワクチンとして紹介されていました(おそらく6月7日に承認されます)。

ファイザーとモデルナはmRNA、J&JのはDNAワクチンです。ノババックスのはあの悪名高い「遺伝子組換えワクチン」です。臨床試験での有効性について各社の添付文書によると、次の通りです。

2回接種後 発症予防効果
ファイザー モデルナ ノババックス
95.0%(従来ウイルス) 94.1%(従来ウイルス) 90.4%(α株やβ株多く見られた時期)

2回の接種のあと発症を予防する効果は、ファイザーが従来のウイルスに対して95.0%、モデルナが従来のウイルスに対して94.1%で、ノババックスが、アルファ株やベータ株などが多く見られた時期で90.4%だったとしています。

オミクロン株に対しての効果は、2回目の接種のあと、オミクロン株の働きを抑える中和抗体の値は従来のウイルスに対する値の4分の1以下になっていたということぐらいしかわかっていません。

心膜炎・心筋炎のリスクはワクチンの製法に関係なく、スパイクタンパク質を抗原とするワクチンに共通のものかもしれません。私は、4回目はモデルナを打ちたいと思っています。

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