「頻繁な消毒は不要」 専門家組織、医療介護現場での負担軽減を提言
以下は、記事の抜粋です。ようやく光が見えてきました。
厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織(アドバイザリーボード)は6月8日、医療や介護の現場における感染対策の軽減について提言をまとめ、公表した。頻繁な消毒や日常の高性能マスクは不要だとしたほか、基本的な感染対策をしたうえでの面会は問題ないとの見方を示した。重症者が減っていることを踏まえ、「効果的かつ負担の少ない感染対策」を進める狙いだ。
提言では、ワクチンや治療薬の実用化、感染対策についての知見が蓄積されたことで、「負担の少ない対策をする状況が整いつつある」と分析。特に負担が大きい医療、介護の現場でどこまで対策を緩めることができるのか、見解を示した。
専門家組織が提言した医療や介護現場での感染対策
・接触、飛沫(ひまつ)、エアロゾル感染対策と空間の分離が基本
・手すりやドアノブなどの頻繁な消毒、エレベーターのボタンカバー装着など、過剰な環境消毒は中止
・サージカルマスクを原則とし、「N95マスク」は挿管などの感染リスクが高い場合のみ使う
・接触のリスクが少ない問診、診察、検温などでのガウンは不要
・高齢者施設では、マスクを着用し、短時間、少人数で一定の距離をとれば面会可
・医療機関では、出産立ち会い、みとりなど重要な場合は面会可
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