In“衝撃”の調査結果…「熊本県産」アサリの97%が「外国産」
以下は、記事の抜粋です。
中国産を熊本県産として販売するアサリの産地偽装問題で、国は「熊本県産として売られていたアサリの97パーセントが外国産の可能性が高い」と発表した。
おととし1年間の県内のアサリの漁獲量が21トンだったのに対し、去年3か月間に熊本県産として販売された量は推計2485トン。実態とかけ離れた状況に、農林水産省が調査に乗り出した。
全国のスーパーなどで熊本県産と表示された31のサンプルのDNA鑑定から、97パーセントが「外国産である可能性が高い」という結果が出たのだ。
■金子農水相
「年間の漁獲量を大幅に上回る量の熊本県産アサリが販売されていると推測される結果となった」
■熊本県・蒲島知事
知事は30日、県漁連に活きアサリの出荷を2か月間停止するよう要請。市場に出回る熊本県産のアサリを実態調査をすると発表していた。
国は業界団体に産地表示の確認徹底を通知するとともに、消費者庁など関係機関と連携をとり、厳正に対処する方針。
「アサリ産地偽装は何十年も続いてきた」熊本の漁協組合長が語った偽装の実態
以下は、記事の抜粋です。
実際の漁獲量をはるかに上回る「熊本県産」アサリが全国に出回っていた。生産に携わる地元漁協の幹部は「生活と経営のためだった」と、偽装を黙認してきたと打ち明けた。
2月1日午後、熊本県北部。「何十年も続いてきた。正直、いつかこうなることは分かっていた」。この海域を管理する漁協の男性組合長は西日本新聞の取材に偽装の実態を告白した。
組合長によると、この漁場では業者が輸入した中国産や韓国産のアサリを1週間から半年間ほど養殖し、問屋の求めに応じて出荷する。組合長は「産地を偽装しているのは問屋で、漁協は直接関与していない。ただ短期間で市場に出すので違法だとは分かっていた」と明かした。組合長は「やめてしまえば漁民は生活に困り、漁場代を失った漁協は経営が立ちゆかなくなる」と語った。
価格を不当に高く設定して業者がボロ儲けしているのでなければ、「中国産(あるいは韓国産)のアサリをxx日間、熊本県yyで養殖」などと表記して売れば問題がないような気がします。農薬や抗生物質の使用などは日本の農業や養殖の方が杜撰だという情報もあります。それで業者が倒産するなら、むやみに「国産」をありがたがる国民の頭やそれをコントロールしているメディアを変える必要があると思います。
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