肥満でなくても腹囲が大きいと2型糖尿病リスクが増大

2型DM発症リスク、肥満でなくても腹囲が影響
以下は、記事の抜粋です。


体格指数(BMI)が高値ほど2型糖尿病を発症するリスクは高く、肥満であるか否かにかかわらず、腹囲の大きさと2型糖尿病リスクには強い正の線形の関連性が認められることが明らかにされた。

2型糖尿病患者230万例を対象にメタ解析
研究グループは、BMI、腹囲、肥満およびこれらの測定比の違いと2型糖尿病リスクとの関連を統合的レビューで明らかにするため、PubMed、Scopus、Web of Scienceを基に、2021年5月1日までに収載された試験を対象に、システマティックレビューと用量反応性メタ解析を行った。

BMIの5単位増加による、2型糖尿病発症に関する相対リスクは1.72だった。腹囲10cm増加による同相対リスクは1.61、また、腹囲/臀囲比0.1単位増加による同相対リスクは1.63、腹囲/身長比0.1単位増加による同相対リスクは1.73だった。


元論文のタイトルは、”Anthropometric and adiposity indicators and risk of type 2 diabetes: systematic review and dose-response meta-analysis of cohort studies”です(論文をみる)。論文の結論には、「 肥満度の高さは2型糖尿病の発症リスクの高さと関連していた。ウエスト周囲径が大きいことは、全体的な脂肪率とは無関係に、2型糖尿病のリスクと強く線形に関連していた(linearly associated)。」と書かれています。

健康診断で、腹囲を測るのには意味がありそうです。

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