5月31日は「世界禁煙デー」ということでWHO神戸に行ってきました。一番印象に残ったのは、携帯灰皿の配布などの「正しい喫煙マナー」の推奨や「ちょっとした心づかいも味のうち」などの”Smokin’ Clean“キャンペーン、最近の「大人たばこ養成講座」もすべて、JTなどのたばこ産業の謀略であるということでした。
確かにたばこの有害性、依存性、致死性がわかって50年も経ち、1億人近くが犠牲になった今でも、かなりの人がたばこを吸い続けているのは、このようなキャンペーンや戦略を巨大たばこ産業が必死で繰り広げ、たばこによる深刻な健康問題から大衆の目をそらせ続けた成果以外の何ものでもないと思いました。
また、「分煙運動」も「正しい喫煙マナー」戦略の延長戦上にあり、多くの自治体もたばこ産業の思わくに乗せられていること、受動喫煙条例を定めた兵庫県でさえその例外ではないことも良くわかりました。うちの大学にもつい最近まで「リフレッシュ・ルーム」というブラックな名前の喫煙ルームがありました。
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