国内の新型コロナ変異株、9割超が英国株

国内の新型コロナ変異株、9割超が英国株/厚労省
以下は、記事の抜粋です。


厚生労働省は、3月23日時点で確認された国内の新型コロナウイルスの変異株の累計感染者数は549例で、空港検疫で報告された100例を合わせて649例に上ると発表した。

国内で確認された変異株549例は、26都道府県から報告されたもの。このうち最も確認数が多かったのは兵庫県161例(前週比で+67)で、大阪府105例(+33)、埼玉県58例(+1)、新潟県32例(±0)、神奈川県30例(+2)などが続く。

変異株の内訳は、英国株501例(前週比で+127)、南アフリカ株13例(+5)、ブラジル株35例(+18)となっている。26都道府県のうち、23都道府県は英国株のみ、あるいは英国株が多数を占めているが、千葉県(18/20例)および山梨県(2/2例)はブラジル株のみ、あるいはブラジル株が多数を占めている。岐阜県(9/9例)で確認されたのは、すべて南アフリカ株だった。


日本で同定されている変異ウイルスの報告は、世界各地で報告されたウイルスの配列に基づいて作られたプライマーを用いたPCRによって検出されており、それぞれの配列を決定して報告されたものではありません。

この記事をみると、海外からの変異ウイルスの侵入を防ごうとする「水際対策」は、完全に失敗したように思えます。しかし、ウイルスは常に変異し続けるものですので、記事で書かれた「英国株」や「南アフリカ株」はもしかしたら、日本で偶然同じ遺伝子の場所が変異した可能性もあります。英国では研究施設が世界各地のウイルスの配列を決定して、その広がりを調べています。日本でもPCRだけではなく、全配列決定で日本各地のウイルスをフォローすることが、将来流入する変異株や「日本株」に対応するために必要だと思います。

神戸市の某病院からの情報では、3月30日の時点で、100パーセントが変異株だそうです。感染者数で東京を大阪が上回ったのも変異株が理由かもしれません。

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