トイレのハンドドライヤー使用が復活へ

ハンドドライヤー「使用しない」経団連 ガイドライン見直しへ
以下は、記事の抜粋です。


トイレにある温風で手を乾かすハンドドライヤーについて、経団連は「使用しないこと」としていたガイドラインを専門家の意見や海外の状況を踏まえ、見直すことにしています。

新型コロナウイルスの感染が拡大したことし春以降、各地の商業施設などでは予防のためなどとしてトイレに設置したハンドドライヤーの使用を中止する動きが広がっていきました。

経団連はことし5月に公表した感染予防対策ガイドラインで「ハンドドライヤーは利用をやめ、共通のタオルを禁止し、ペーパータオルを設置するか従業員に個人用タオルを持参してもらう」と定めています。

経団連にはメーカー各社から商品の安全性を訴える意見が寄せられているほか、事業所からもいつまで使用をやめればいいのかという問い合わせが増えているということです。WHO=世界保健機関はハンドドライヤーを使用するだけでは新型コロナウイルスの感染を防ぐ効果はないとしながらも、「頻繁に手を洗いペーパータオルやハンドドライヤーで十分に乾かすべきだ」としています。

また、イギリス政府やアメリカ疾病対策センターのガイドラインでも手洗いの後にハンドドライヤーで手を乾かすよう定めているということです。こうした状況を踏まえ、経団連は、「ハンドドライヤーを使わない」とした記載を見直すことにしています。

ハンドドライヤーの使用について厚生労働省は、「洗い残ったウイルスが飛まつと一緒に飛散するという専門家からの指摘はあるが、十分な手洗いをすることで感染のリスクを下げることはできる」としています。


ハンドドライヤーについての記事によると、「ハンドドライヤーの衛生面について調べた実験結果もある。英リーズ大の研究チームが14年に発表した内容によると、英国、フランス、イタリアの病院のトイレの洗面所で手を乾かす際、周辺に残る細菌量についてハンドドライヤーとペーパータオルとを比較した結果、3カ国全てでハンドドライヤーの方が多かった。」と書かれていますが、感染を広めるというエビデンスはありません。また、ウイルスは細菌と違って感染せずに増殖することはできないので、ハンドドライヤーで増えることもありません。

いずれにしても、経団連は、エビデンスではなく雰囲気で決めたことが都合が悪くなって元に戻そうとしている今の政府と同じことをしようとしているようです。

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