アイスクリーム頭痛は2種類ある?
かき氷を食べた時に頭がキーンとする現象を英語で「ice-cream headache(アイスクリーム頭痛)」と呼ぶようです。この頭痛に2種類あるという話です。以下は、記事の抜粋です。
かき氷を食べたときにキーンと頭が痛くなる、あの現象。あれは国際的には「アイスクリーム頭痛(ice-cream headache)」と呼びます。そんなアイスクリーム頭痛、実は2つのフェノタイプがあるのではないかと考えられています。
この研究は、角氷(ice cube)と氷水(ice water)を飲み食いしてもらって、アイスクリーム頭痛が どのくらい出るか、77人の被験者でクロスオーバーし比較検討したものです。
角氷はバリボリ食べるのではなく、硬口蓋に押し付けるよう規定されました(接触時間90秒)。また、氷水は、できるだけ速やかに200mL飲み干すよう規定されました。
かき氷で出やすいというくらいなのだから、角氷のほうが頭痛の頻度が高そうに思います。しかし、結果はその逆でした。氷水のほうが角氷よりも頭痛の出現が多かったのです(77人中9人 vs. 77人中39人)。角氷が11.7%、氷水が50.6%ですから、圧倒的。
そして、氷水によるアイスクリーム頭痛は、潜時(おきるまでの時間)が短いということがわかりました(中央値:15秒 vs. 68秒)。疼痛の部位について差はありませんでした。こめかみや、前頭部のような緊張型頭痛で痛くなる部位に多かったようです。
どちらも同じ痛みだろうと予想していたら、角氷による頭痛は圧迫されるような痛み、氷水による頭痛は刺すような痛みだったとのことです。もしかすると、アイスクリーム頭痛には2つのフェノタイプがあるのかもしれませんね。
私はアイスクリームでは頭痛になりませんが、かき氷ではなります。それは圧迫されるのではなく刺すような痛みだと思います。
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