球場やスタジアムやレストランの入り口での検温にはほとんど意味がない

席空け、鳴り物ダメ プロ野球とJリーグが「有観客」に
以下は、記事の抜粋です。


プロ野球とサッカーのJリーグが7月10日から、上限5千人の観客を入れての公式戦を再開する。東京都で新型コロナウイルス感染者数が急増するなど状況は予断を許さない。座席に十分な間隔を空けた上で鳴り物や大声での応援は禁止、チケット購入者の個人情報を追跡できるようにするなど、感染防止策に万全を期しての興行再開となる。

プロ野球とJリーグは感染症の専門家チームなどから助言も受けつつ、選手やスタッフ、観客の感染リスクを抑えて試合を運営するガイドラインをそれぞれまとめた。

日本野球機構のガイドラインでは、来場者に指笛や応援歌合唱のほか、鳴り物の使用、旗やタオルを振り回す応援を禁止。観客同士が肩を組むことや跳びはねること、ゴム風船を飛ばす行為なども禁じた。球場内でのアルコール飲料の販売については「7月中は控えることを推奨する」との記載にとどめ、地域の実情に応じた各球団の判断に委ねた。

客席間に十分な距離を確保してチケットを販売。開門待ちの行列ができるのを防ぐため、全席指定席として、年間指定席の契約者やファンクラブ会員に優先的に販売する動きが目立つ。

Jリーグは半径1メートル以上の間隔を空けるよう席を割り振り、アウェー側の応援席は7月末まで開放しない。本拠地の収容人員約1万5千人のJ1柏はガイドラインに沿って座席を配置した結果、約3千席にとどまった。

主催者は入場者への検温を実施、37.5度以上の発熱がある場合は入場を断る。来場者の感染が判明した場合は座席を特定して保健所へ連絡する必要がある。座席番号の確認と把握のため、来場者に14日間はチケットのデータや半券を保存するよう呼びかけている。

場内へのスムーズな誘導や分散退場には現場スタッフの習熟度向上が欠かせない。最寄り駅や近くの飲食店での人混みをどう解消するかなど、課題も多い。予定どおりに8月1日から収容人員の50%まで入場者を引き上げられるかは不透明だ。


本当に、このような対策で「お客様の安心・安全」が保証されるのでしょうか?

自衛隊中央病院の報告によると、ほぼ全員を調べたダイヤモンドプリンセス号の平均年齢68歳の乗客104名のデータによると、新型コロナウイルスに感染していて入院時に発熱していた者は30名(28.8%)、約1か月間の全観察期間でも発熱者は34名(32.7%)でした。つまり、コロナに感染しても発熱するヒトは3人に1人しかいません。野球やサッカーの観客はもっと若いので、感染しても発熱するヒトはそれ以下の可能性もあります。ということで、いくら入口で検温しても2/3以上の感染者が素通りしてしまいます。熱があって症状の重いヒトは来ないでしょうから、検温で素通りする感染者は70~80%以上の可能性があります。

球場やサッカースタジアムに出かける場合は、入口の検温に安心せず、中に入っても新しい生活様式を守って、自分の身を守るようにしてください。

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