無届け再生医療 元講師の「認定医」剥奪へ…学会、除名も検討
以下は、記事の抜粋です。
大阪医科大学の講師だった男性医師が、法律に反して国に無届けで脂肪幹細胞を人に投与していた事件で、この男性医師は日本再生医療学会が認める「認定医」の資格を持っていたことがわかった。同学会は独自に調査を行う方針で、認定医資格の剥奪や、除名を検討している。
同学会は、再生医療に関する臨床研究などの実績があり、法規制についての知識が豊富な医師に「再生医療認定医」の資格を与える制度を、2015年から実施している。現在、約550人が認定医の資格を持っているという。
学会によると、男性医師は15年に認定医の資格を取得。資格を取得するには、現在は実績に関する書類審査と筆記試験の両方を受ける必要があるが、男性医師の場合は制度が創設されて間もない時期だったため、書類審査だけで資格を得ていた。
記事を読むと、この学会が認める「認定医」というものがいかに「いいかげんな」ものだったかがわかります。そうだとしても、この医師が学会認定の「再生医療認定医」だったから、知人から美容やアンチエイジングのための「再生医療」を頼まれて、受けてしまったのではないでしょうか?
この学会だけではなく、学会による「認定医」や「指定医」は学会の集金目的で制度化されたものが多いと思います。
ということで、この医師に「認定医」の資格を与えた学会にも責任があると思います。また、どうでも良い事かもしれませんが、学会のホームページをみると、あの山中先生が役員ではないです。
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