鳥の恐竜起源説を補強…同じ構造の指の化石、中国で発見
くちばし持つ新種の恐竜「リムサウルス」 中国で発掘
「進化:中国で出土したジュラ紀のケラトサウルス類は鳥類の指の相同関係の解明に役立つ」”A Jurassic ceratosaur from China helps clarify avian digital homologies”という論文からの記事です。
鳥の手は、主に、人差し指、中指、薬指の3本から成るのに対して、恐竜の前足は、親指、人差し指、中指の3本であることが、鳥が恐竜から進化したとする仮説に矛盾するとされていました。
中国の約1億6000万年(ジュラ紀後期)の地層から発掘された化石の解析から、リムサウルスという新種の恐竜は、鳥と同じような手(前足)を持っており、鳥がリムサウルスのような恐竜から発達したことを示唆しているという内容です。
ジュラシック・パークというSF小説の中で、マイケル・クライトンは、ジュラ紀がどのくらい昔かを、地球の誕生から現在までの46億年を24時間に短縮し、上手に説明しています。
今から1日前に地球が誕生したとすると、35億年前の生命の誕生は19時間50分前、15億年前の真核生物の出現は7時間50分前、リムサウルスのいたジュラ紀は10分前、60万年前のホモ・サピエンスの出現は11.3秒前です。
ホモ・サピエンスは、2.8秒前にアフリカを出て、世界に進出しました。0.19秒前に氷河期が終わり、農業革命がおこりました。キリストが生まれたのは、0.038秒前です。ホモ・サピエンスの一生は、約0.0015秒です。ジュラ紀の10分前というのが、すごく昔であることがよくわかります。
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Michael Crichton
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