一昨日は長距離ドライブをして、シリンホト市のバルン(西)ウジムチン草原に行きました。近年、この付近の草原に、良質の石炭が大量に埋蔵されていることが発見されました。問題は、石炭を運ぶトラックが道路だけではなく草原を走りまわるため、草原が荒廃の危機にさらされていることだそうです。
このような状況の中で、今年の5月10日、石炭を運ぶトラックが草原を走り回ることに抗議をしたメルゲンさんという遊牧民がひき殺されるという事件がおこりました。この事件と事件に対する政府の対応に抗議する遊牧民や学生などのデモがシリンホト市で断続的に発生し、デモ隊の一部が治安部隊と衝突したことは日本でも報道されました。
以下は一昨日と昨日に行った草原の写真です。
道路を渡る羊、羊は臆病ですが気が荒いそうです。道路でモンゴル相撲。
草原でランチ、日傘を差しているのは日本人。草原に咲く花が綺麗です。
おとなしいラクダ、殺す時の声が悲しげだそうです。岩かげでランチ(下)。
石炭輸送のために新しくできた鉄道(上)。 山影が横たわる女性の姿にみえる(下)
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