食肉用の牛だったけど、馬術競技もこなせるようになったウシ

食肉用の牛だったけど、馬としての厳しい訓練をクリア。馬化まったなしで馬術競技もこなせるようになったウシ
以下は、記事の抜粋と動画です。


5年前のこと、フランス・ストラスブールに住む馬の調教師のサビヌ・ルアスさんは、20年間をともにした馬を亡くして悲しみにくれていた。

しばらく馬から離れたい・・・そう考えたサビヌさんは近くの牧場にいた牛たちに興味を持った。そのうち一頭の雌牛が妊娠しており、しばらくすると雄の子牛を産んだ。子牛はすぐにサビヌさんに超なつき、超仲良しになった。

ところが、その子牛は、生後3ヵ月で食肉処理場へと送られることが決まっていたのである。サビヌさんは牧場に掛け合い、アストンと名付けた子牛を引き取ることを決め、自分の馬小屋へと移した。

それと同時期にサビヌさんはサミーという名の子馬も家族として迎え、障害飛越競技の競技馬としてのトレーニングを開始した。

「私はサミーにいくつかの基本的な技を教えていた。それをアストンはじーっと見ていた。アストンにも技を教えられるんじゃないかしら?とひらめいたのはそのときよ。」とコメントしている。

その後、サビヌさんは計画通り、アストンのトレーニングを始めた。アストンの方は割とすんなりそれを受け入れたが、サビヌさんは馬と牛の乗り心地がかなり違うためかなり戸惑ったという。

忍耐強く調教した結果、1年後には上手く乗牛ができるようになった。さらにアストンは障害飛越競技の技もいくつか覚えることができた。

巨大な体ながら高さ約1mの障害物も飛び越せるようになったほか、常歩(なみあし)や速歩(はやあし)、停止など馬場馬術(ドレッサージュ)の技もいくつか習得しているという。


「芸は身を助く」とはまさにこれですね。

この話をみて、アメリカ人の研究者とクジラを食べることで議論した時に、クジラは賢いけどウシはバカだとアメリカ人が言ったのを、私はアメリカに行く前に研究で使っていたウシの脳にはイヌやネコよりもたくさんのしわ(sulcus)があったので、そんなにバカではないはずだと主張したことを思い出しました。

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