このニュースにあるように、神戸市では、昨日から一般診療所でも新型インフルエンザ感染が疑われる患者の診療を始めました。
桜井神戸市保健福祉局長は、神戸市医師会に対して、「神戸市においては『まん延期』直前と考えており」、医師会に対して「『まん延期』に準じた協力をお願いします」、さらに「発熱患者の診療につきまして症状に応じて新型インフルエンザも含めて通常の診療をお願い致します」と依頼しました。
これを受けて、神戸市医師会の新型インフルエンザ対策本部は、「神戸市は、新型インフルエンザの『まん延期』を宣言した」として、5月20日から新型インフルエンザ感染が疑われる発熱患者の診察を一般の医療機関に依頼しました。
新型インフルエンザがまん延したから一般診療所でも患者を受け入れるというのは、患者が多すぎて特殊施設だけでは対応しきれないということでしょうか?
私の知り合いの病院でも、昨日から、発熱患者の診療を始めました。直接病院に来る発熱患者も受け入れるそうです。このように神戸市では、季節性インフルエンザと実質的に同じ扱いになりました。
上記のように、まん延期に入った神戸市や大阪では、特別の対策もなく、従来の医療体制で新型インフルエンザに対応することになりそうです。
電車に乗って、ほとんどの人がマスクをしているのをみると、壮大な実験に参加しているように感じます。メキシコで発生した新しいウィルスが海を越えて日本に侵入してくるのを食い止める実験です。政府は失敗を繰り返していますが、アカデミアやマスメディアは、適切なアドバイスを与える事ができないようです。実験の成功は、マスクや手洗いで頑張っている一般市民にかかっています。
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