理研、「次世代スパコン」見直し NECと日立の離脱で
ポーアイ中核施設に暗雲──スパコン計画2社離脱
「理化学研究所が神戸市のポートアイランドで進めている次世代スーパーコンピューターの開発事業からNECと日立製作所が離脱することで、施設計画は見直しを迫られることになった。理研は建設は中断せず、2010年度末の稼働予定に変わりはないと強調するが、スパコン計画を軸に活性化策を描く地元自治体や関西経済界からは不安の声が上がっている。」というニュースです。
次世代スパコンは、1秒間に1京(1兆の1万倍)回の演算ができる世界最高性能を目指し、独立行政法人・理化学研究所(文部科学省)主導で総事業費約1150億円の国家プロジェクトとして、06年から開発が始まりました。NECは、富士通、日立製作所とともに官民共同開発に参加、2010年度末の稼働を予定していました。
「ベクトル型」と「スカラー型」という二つの演算方式を複合するのが特徴でしたが、今回の離脱でNECと日立製作所が担当するベクトル型の開発は中止されます。2社の離脱の原因は不況です。1150億円の税金の投入も見直されるべきですが、その可能性はなさそうです。これも景気刺激策か?
神戸大学もスパコンと連携した「システム情報学研究科」をつくる予定だったはずです。スパコン建設予定地の隣に、土地を購入した甲南大学に比べると影響は少ないかも知れませんが・・・。恥ずかしながら、1秒間に1京(1兆の1万倍)回の演算ができるとどんな役に立つのか?まったくわかりません。
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2.5インチHDD(250GB、5400rpm)との比較では、読み出し速度で約3倍、書き込み速度で約2.5倍を実現し、加えて高速回転するディスクなどの機械構造をもたないため、耐振動性と耐衝撃性に優れ、常に持ち運んで利用するモバイルノートPCとしての堅牢性を強化しているそうです。
要するに、ハードディスクの変わりにUSBメモリーの親分のようなディスクができたということですね。軽くて、小さくて、早くて、クラッシュもない。これはわかりやすいです。次のノートパソコンの購入はしばらく待つことにします。
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