日本のノンアルコールビールが不味すぎる理由
以下は、記事の抜粋です。
日本のノンアルコールビールが不味いのは「人災」で、その改善には「法改正」がキーとなること。ぜひ法律改正を目指すべきだと思いましたので、この原稿を準備してみました。
ドイツのノンアルコールビールは、ビールからアルコールを取り除いて「脱アルコール化」したものが売られています。人工透析に用いるナノテクノロジーも駆使し、大きな分子量を持つビールの旨みと、低分子量のアルコールとを適切に漉し分けて、オリジナルの風味をできるだけ残し、アルコールだけを飛ばしたビールをシステマティックに造れるようになった。
翻って日本はどうなっているか?
キリンでもアサヒでもサッポロでも、元々の看板商品とノンアルコールは、似ても似つかない味に仕上がっている。それもそのはずで、日本のノンアルコールビールは、ビールとは全く製法が違う、完成品のビールからアルコールを抜くのではなく、麦汁その他から別の飲料を作り出しているのです。
なぜ、こんなへんてこりんな方法で、不自然な飲み物を造らねばならないのか?ドイツみたいに、普通のビール製品からアルコールだけ抜けばよさそうなものなのに、それができないのは酒税法など法的な規制によるというのです。
半透膜などを用いたビールのノンアルコール化イノベーションは十分に進んでいる。ところがそれを社会に送り出せない壁として、旧態以前とした法制度が立ちはだかっている。そのような印象を強く持った次第です。
ドイツのノンアルコールビールを飲んだことがないので、「全く同感!」とは言えませんが、日本のノンアルコールビールが不味いことだけは同感です。その理由が製法に、製法の理由が法律にあるとは知りませんでした。交通安全のためにも変えて欲しいものです。
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