大分大学の大神博央氏らの研究によると、大分県の18都市の自殺率と飲料水に含まれるリチウム量との間に有意な負の相関がある、すなわち、リチウムが高いと自殺が低いということが明らかになったそうです (goo の記事、BBC の記事、The British Journal of Psychiatry の論文) 。
リチウムは、双極性障害(躁うつ病)の躁状態に対する治療薬として使われています。大神氏らの研究は、飲料水に含まれる微量のリチウムも気分や情動に影響するということを示唆しています。一昨日のブログ記事で書いたように、自殺は自己への攻撃性と考えると、リチウムを飲料水に故意に入れることで、住民をおとなしくすることができるということでしょうか?
現役の厚労省検疫官のサイトです。この人は、『厚生労働省崩壊』という本を書いていて、新型インフルエンザについても、この公式サイトで政府の対応を激しく非難しています。私の意見(「新型インフルエンザ:「検疫官260人で水際阻止」の効果はあるのか?」)とほぼ同じです。
木村盛世ブログにも以下のような記事があります。
鎖国したらよいのでは?
学校閉鎖は無効、学級閉鎖も当然意味ない
弱い者は犠牲になってもよいという事務連絡
某大空港検疫所長のやる気のなさ
新型インフルエンザ・水際封じ込めはナンセンス
木村氏も指摘しているように、WHOは、5月7日、新型インフルエンザに関するホームページに改めて見解を発表し、新型インフルエンザウイルスの発生に関連する旅行制限や検疫を推薦していないことを明言しています。
検疫によるメリットはあるけれども、公衆衛生的観点からは効果が小さく、「政府は頑張っています」という政治的宣伝に使われているのが現状だと思います。
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