交尾後に食べられたカマキリのオスは卵の栄養になることを科学的に証明

カマキリの交尾後の共食い、卵の栄養に 視覚的に確認
以下は記事の抜粋です。


交尾の最中や後に、雌のカマキリが雄を捕食する「性的共食い」の習性をめぐり、雄がその死後も、子孫のための栄養となって役立っていることを確認したとする論文が6月29日、発表された。

State University of New York at FredoniaのWilliam Brown氏は、「性的共食いは、子孫への雄の投資を増強するものだ」と話す。Brown氏と豪Macquarie UniversityのKatherine Barry氏は、追跡可能な放射性アミノ酸を投与したコオロギを複数の雄のカマキリに食べさせ、その後、雌のカマキリと交尾させた。雄の半数は、交尾後に放置して雌に捕食させ、残る半数は、交尾後に雌から離した。

研究者らは、放射性の追跡物質が共食いする雌の体内を通って、卵にたどり着くのを確認。その大部分は雌によって吸収されず、卵へと届けられていた。生んだ卵の数にも違いがみられ、パートナーを捕食した雌の方が、捕食しなかった個体と比較してその数が多かったという。自然界では、雄のカマキリが交尾の際に雌によって捕食される確率は約13~28%だという。


元論文のタイトルは、”Sexual cannibalism increases male material investment in offspring: quantifying terminal reproductive effort in a praying mantis”です(論文をみる)。「交尾後の共食い」のことを、”Sexual cannibalism”というんですね。初めて知りました。
“Sexual cannibalism”はカマキリの他、クモやタコにも認められる性行動です。何となくですが、ヒトでもあるような気がします。

コメント

  1. あ* より:

    SECRET: 0
    PASS:
    カマキリ風のカニバリズムは
    ヒトにおいても観察されますが、
    さようなことは、
    愛する相手の外陰部を切り取って持ち去った阿部定さんと同様に
    PTSD解離言動ゆえに
    やめたほうが良いし、
    その程度の知性あるいは理性は
    ヒトであれば持ち得るのではないかと思います。つまりは、
    PTSD予防を実現する学習あるいは教育を組織しましょう。そうすることが人倫を守る唯一の道でしょう。

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