大学のグローバル化の指標

大学のグローバル化が日本を滅ぼす
内田樹氏が、今年度の『大学ランキング』の「グローバル化」に書いたという記事の中に、「大学のグローバル化の指標」なるものが書かれていたので紹介します。


グローバル化の指標は、①留学生派遣数、②外国人留学生受け入れ数、③外国人教員数、④英語による授業数、⑤海外提携校数、⑥TOEFL目標スコアなどすべて数値的に示されるものです。これを足し算すれば、電卓一つで日本中の750大学が「グローバル度進捗ランキング」で1位から750位まで格付けが可能となります。


このグローバル化の指標を「大学の質を表示する数値」として、「要らない大学」を淘汰することが、この指標を導入した文科省の狙いだと内田氏は書いているのですが、この指標の引用元や具体的な計算方法は示されていません。

スーパーグローバル大学の選考に漏れながらも、グローバル化をめざしていると思われる某大学の某学部では、教員の負担を減らすために外国人留学生の受入れを減らし、海外から提携(MOU)を求めてきても、欧米の一流大学ではないなどの理由で断っています。内田氏の言う「胆力のある大学人」がいるのかもしれません。

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