国立大「強み」最大限生かす“三つの枠組み”-全86大学の選択出揃う

国立大「強み」最大限生かす“三つの枠組み”-全86大学の選択出揃う、改革本番へ
以下は、記事の抜粋です。


文部科学省の国立大学改革に向けた新方針「三つの枠組み」で、各大学の選択結果が明らかになった。

文科省が全86国立大学を対象に設けた「三つの枠組み」は、各大学が選んだ枠組みに沿って活動を評価し、運営費交付金の増減に反映させる仕組み。

各大学の選択結果は、「地域と特色分野の教育研究(地域)」で55大学、「特色分野の教育研究(特色)」で15大学、「卓越した海外大学と伍(ご)した教育研究と社会実装(世界)」で16大学となった。

「世界」は旧7帝大や研究大学といわれる大規模校が多い。医学部が強い地域有力大学の「旧六」グループは、千葉大学、金沢大学、岡山大学が「世界」で、新潟大学、長崎大学、熊本大学は「地域」と分かれた。論文成果も高い東京医科歯科大学が「特色」を、評価が難しい人文社会系の一橋大学が「世界」を選んだのも興味深い。


「鶏口なるとも牛後となるなかれ 」 なのか「鰯の頭より鯛の尻尾」なのか、悩まなくても良い大学も悩みまくった大学もあるでしょう。この選択がどの程度各大学の将来に影響するのか、楽しみに見守りたいと思います。

univclass

コメント

  1. あ* より:

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    大学では教養の入門で言われるようなことを、先生のブログでコメントするのは誠に気がひけるのですが。
    ローカルな問題を徹底的に解明してブレークスルーができたときに
    結果的に人類的に普遍的な問題を解決する何かを含んでいるため、
    それが人類の福祉にプラスになる…
    というのが哲学、人文科学、自然科学あらゆる科学を含めた学問です。
    なので、文部科学省の国立大学「改革」に向けた新方針「三つの枠組み」は詐欺です。「改革」などと呼べる代物ではありません。
    トータルとして、文部科学省が高等教育や研究に十分な予算が取れないものだから、そこを誤魔化して、国立大学全体の予算をどのように圧縮できるかを検討した結果、グローバリゼーションとローカリゼーションは同時に進むという現象学的な知見を無視して、「文科省だって頑張ってるよ」と見せかけるために「三つの枠組み」詐欺をやることにしたと想像します。
    あるいは、グローバリゼーションとローカリゼーションは同時に進むという現象学的な知見さえ持てない、バカ揃いなのでしょうか? そうでないことを祈ります。

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