帯状疱疹、発生率が高まる時期は?
以下は、記事の抜粋です。どちらかと言えば、自分用のメモです。
帯状疱疹ワクチンの65歳以上への定期接種が2025年4月よりスタートした。同年3月に「帯状疱疹診療ガイドライン2025」の初版が発刊されたほか、海外での新たな研究では、帯状疱疹ワクチン接種による認知症リスクの低下や心血管疾患リスク抑制も示唆されており、今注目されている疾患領域である。
その帯状疱疹の国内患者推移について、メディカル・データ・ビジョンは自社の保有する国内最大規模の診療データベースから抽出した317施設の2019年1月~2025年3月のデータを対象に調査を行い、7月15日にプレスリリースを公表した。
調査結果によると、毎年2月は患者数が減少し、3月から春先にかけて増加する傾向がみられた。また、7月から10月にかけても患者数が増加する傾向にあり、夏から秋にかけて発症が増える季節性が認められた。一方、11月から翌年1月にかけては患者数がやや横ばい、あるいは減少傾向であった。同社はこれらの理由として、気温や湿度の変化、夏季の疲労蓄積、免疫力の低下などとの関連を挙げた。さらに男女・年齢別の傾向としては、年齢とともに増加傾向となり、70代の患者数が最も多く、女性のほうがやや多い結果を示した。
帯状疱疹後神経痛(postherpetic neuralgia:PHN)の発症率については、年齢とともに増加する傾向がみられ、とくに80代が最も高く、全体を通じて男性でわずかに高い傾向であった。治療薬は、アシクロビル、バラシクロビルの順に処方量が多かったが、全体的には各薬剤とも大きな変動はなく安定した使用状況を維持。アシクロビルに関しては2021年以降やや増加傾向であったという。
アメナリーフ®(アメナメビル:Amenamevir)についての記載がなかったのでChatGPTに聞いてみました。以下は、その答えの抜粋です。的確な答えだと思います。
🔶 アメナリーフの利点
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1日1回の服用 → 飲み忘れリスクが低い
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腎機能が低下している高齢者でも使いやすい
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耐性ウイルスにも効果が期待される(異なる作用点)
🔻 注意点
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小児には未承認
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水痘(水ぼうそう)には使えない
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比較的新しい薬なので、長期的な安全性データはやや少なめ
✳ 総評(実用的な視点で)
「アメナリーフは特に高齢者や服薬コンプライアンスが懸念される患者において非常に有用」です。バルトレックスやファムビルと同等以上の効果が期待され、今や第一選択肢のひとつといって差し支えありません。
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