週に数パックの納豆で死亡リスクが40%減少か~前向き研究
ホンマカイナ???です。以下は、記事の抜粋です。
関西医科大学の藤田 裕規氏らが高齢男性を対象とした前向きコホートで調査したところ、納豆を習慣的に摂取している男性は全死亡リスクが低く、週に数パック摂取する男性では摂取しない男性より40%低いことが示された。
本研究は65歳以上の男性2,174人を対象とし、このうち2,012人がベースライン調査を完了した。5年後と10年後に追跡調査を実施、アウトカムは死亡率とした。ベースライン時および追跡調査時に納豆摂取に関するアンケートを行った。
主な結果は以下のとおり。
・最終解析集団は1,548人で、平均追跡期間12.0年(1万8,553.3人年)の間に430人の死亡が確認された。
・「摂取なし」と比較したHRは、「週に数パック」で0.603(95%CI:0.441~0.825)、「1日1パック以上」で0.786(同:0.539~1.145)であった。
・「ベースライン時および初回追跡時ともに摂取なし」のカテゴリーと比較すると、「ベースライン時および初回追跡時に週に数パックと1日1パックの組み合わせ、またはベースライン時および初回追跡時ともに週に数パック」のカテゴリーのHRは0.700(95%CI:0.507~0.966)であった。
本研究では、納豆の習慣的多量摂取、とくに長期にわたる摂取は、高齢男性における低い全死亡リスクと関連していた。
元論文のタイトルは、「高齢男性における納豆摂取量と全死亡率に関する自己申告の15年間のコホート研究。」です(論文をみる)。
納豆を食べるヒトは健康志向なのかもしれません。それにしても死亡リスクの減少が大きすぎる!!
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