ドイツが異例のイスラエル批判 「もはや理解できない」
以下は、記事の抜粋です。
ドイツのメルツ首相は5月26日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃について「何を目的としているのか、もはや理解できない」と批判した。ドイツメディアが報じた。ナチス・ドイツのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の加害責任から、ドイツはイスラエルを支持する立場を貫いており、首相の批判は異例。
メルツ氏は欧州政治を議論するイベントで、ガザで民間人や子どもの犠牲が増えていることに言及し「ハマスによるテロとの戦いとして、攻撃を正当化することはもはやできない」と非難した。
さらに、ドイツがイスラエルに助言する場合、他の国より慎重さが必要だとした上で「国際人道法が侵害されるのであれば、ドイツやドイツ首相は何かを言わなければならない」と強調した。
同じニュースをNHKは、「イスラエル寄りのドイツ首相が異例の批判『正当化できない』」というタイトルで以下のように報道しています。
イスラエルがパレスチナのガザ地区で軍事作戦を拡大させ民間人の犠牲が増え続けていることについて、ドイツのメルツ首相は「なぜ民間人を傷つけるのか理解できない」などと述べ、厳しく批判しました。ドイツはイスラエル寄りの姿勢で知られていて、地元メディアは異例の批判だと伝えています。
ガザ地区で民間人の犠牲が増え続けていることについて、ドイツのメルツ首相は、「なぜ、このようなやり方で民間人を傷つけるのか理解できない。ハマスのテロに対する戦いとしてもはや正当化できないと思う」と述べ、厳しい口調で批判しました。
メルツ首相は、ドイツは引き続きイスラエル寄りの姿勢を取るとしながらも、「イスラエル政府は、友人が受け入れられないことをすべきではない」として、自制を求めました。
2つのニュースでタイトルが違うので実際の発言を調べてみました。以下は発言の直訳です。
「これは人道的悲劇であり、政治的大惨事だ」「率直に言って、もはやこの国の目的が何なのか理解できない」「ここ数日で民間人が被害を受けた程度を考えれば、ハマスのテロとの戦いを正当化することはもはやできない」「もし境界線が越えられ、国際人道法が単純に侵害されるのであれば、首相もそれについて何か言わなければならない」
比べると、どちらの記事も主語が抜けていますが、NHKの方が実際の発言から遠いと思います。
コメント